日本人のための憲法原論
「日本人のための憲法原論」のレビュー・感想

【学校で教わらなかった大切な事項をわかりやすく教えるすばらしい教科書】
学校で教えてくれなかった大切な事項をわかりやすく教えてくれる、すばらしい教科書でした。高校で倫社や政経の授業がつまらなかった方(私もその一人です)は、本書を読めばその埋め合わせができます。反対に倫社や政経の授業が面白かったという方は、「おさらい」のつもりで読んでいただけると、ご自身の知識の裏づけが得られるでしょう。ちょうど高校二年の息子が冬休みでごろごろしているので、息子にも読ませたいと思います。歴史や哲学分野の専門家の方には常識となっている説の引用が大半なのかもしれませんが、それらをつなぎ合...

【目からウロコが落ちました】
デモクラシーはどう形成されていったのか、憲法は誰のためのものか、といったことがとても分かりやすく書かれていて無我夢中で読みました。中学時代に、ルターの宗教改革やロックの「社会契約論」などを習った時には全く理解できなかったことが、すっと入ってきて目からウロコが落ちる思いでした。中学時代に読んでいたら、もっと歴史に興味を持てたのに…と思います。今まで学校で教わってきた概念がガラガラと崩れて行く快感がなんともいえない一冊です。

【小室氏と本書についての感想】
「小室直樹氏に関して」
良くも悪くも大塚久雄氏の弟子ですね。
解説がわかりやすい
書かれてある内容は良い
ずっと同じ発想・題材で本を書いている
著作が、タイトル変えただけで、他の著作と内容がほとんど同じ
繰り返しが多い
良いところも悪いところも受け継いでいますね。
「本書自体に関して」
やはり内容は良いです。
わかりやすいですし、多岐にわたって書かれていて、面白く読めると思います。したがって、小室氏の本を読んだことがない方には非常にお勧...

【教養だけにはとどまらない】
すでにいくつかのレビューにもあるように、本書はすばらしい教養書であり、社会科学における名著である。
しかし、著者の理論はそれだけにとどまらない。本書は誰もが知っているような概念を見事に結合させており、何よりも読者の思考を促し、思考停止状態の凝り固まった脳を活性化させてくれる。いわば啓発の書である。
特にキリスト教における「予定説」は権威主義的教育や、唯脳論など、あらゆる分野に応用可能である。
社会科学の金字塔とも言える一冊である。
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