経済学をめぐる巨匠たち (Kei BOOKS)
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国民啓蒙化、小室直樹
比較優位の波及効果
経済学史エンターテイメント
経済学を学びたい人へ
発売日:2003-12-19
ランキング:18373位

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「経済学をめぐる巨匠たち (Kei BOOKS)」のレビュー・感想


【国民啓蒙化、小室直樹】
恥ずかしながら経済学というのが近代資本主義のみを研究した学問であることすら
知らなかった私ですが、経済学がどのような学問であり、この学問が興って以来の
大まかな流れは掴むことができた。小室直樹の本は何度も読んで内容を腑に落とし
込まなければ簡単に消化できるものではない。また、再読再々読にも耐え得る内容
のものである。無学な私のようなものでも興味深く最後まで読み通すことが出来、
まさに国民啓蒙化、小室直樹先生と呼ばせて頂きたいくらいである。

日本の資本主義は...

【比較優位の波及効果】
マルクスの労働価値説が「循環論であっても十分に説明になっている」と認められたのは、20世紀も暫く経ってからの事である。
労働価値説において労働時間は「市場価値を決める」ものである筈である。
その労働時間の実質的な価値が「市場で決まる」とは何事だ ― 全く説明になっていない・・・
当時の学者達は、科学において「原因(A)」と「結果(B)」は常に一方通行 ― つまりリニアな関係(A→B)にあるべきで、
相互に影響を与え合う循環論 ― スパイラルな展開(A⇔B)等学説として認める訳に...

【経済学史エンターテイメント】
著者の代表作である「数学嫌いな人のための数学」があまりに面白かったため、購入。
相変わらず、この著者の本は勉強になる上面白い。

アダム・スミス、リカード、ケインズ、マルクスといった過去の偉大な経済学者達の理論を各学者毎に、理論の成り立ちや他の理論との関係、他の学派との関係などから紹介している。

著者の文章力によるところもあるのでしょうが、こうやって経済学史を見ると十分エンターテイメントとして楽しめてしまう。

そして経済学を学ぶのが格段に面白くなるし、何...

【経済学を学びたい人へ】
私は自然科学の分野の研究者で、経済に関してはまったくの素人です。
アメリカそしてヨーロッパと海外での生活を10年以上しているうちに
今日の世界情勢について非常に興味を持つようになりました。
世界情勢を語るにおいて「経済」というのものは「宗教」とならんで不可欠なものだと思います。門外漢の私がまず手にしたのが小室氏の
経済学のエッセンス―日本経済破局の論理 (講談社プラスアルファ文庫)と本書でした。
絶妙な小室節で綴られた「経済学のエッセンス」において、経済へのイントロ(究極に...